2017年 06月 19日
本塩沢 中田屋 |
本塩沢の、湯揉み仕上げの経緯十字絣、経3本絣織の着尺です。緯糸強撚糸の着物は単衣用に人気がありますが、種類や値段帯が多く、安い物との違いがよく解らないまま、チェーン店や組織販売店で、織機物の量産品を高く買ってしまう事も多いです。 この本塩沢は昔からの創りを守って、縦糸は21中8本撚りを、2種類の撚りを掛けた諸糸240本絣、緯糸には2000回/mの撚糸を使用し、4丁投杼で織ります。 経緯絣、強撚糸使い、湯揉み洗いをすれば伝産シールは貼られますが、細かい所が少しづつ違って、最後に大きな違いになってきます。糸から拘る職人はどこの織物でも極僅かしか残っていないのです。反巾1尺。
by kimono-masaya
| 2017-06-19 22:48
| 着物