2013年 12月 12日
小千谷織物 |
和装用織物の業界でも、新潟県には生き残っている産地が沢山あります。生産量は減っても、昔からの織物を守っています。中でも小千谷織物は、業界でも融通が効く、便利な産地です。どんなタイプの織物も真似出来て、染用の絹や麻の白生地から、文化財の越後上布まで多種多様です。
小千谷の代表的紬と言えば、柄を繋いだような絵絣を思いつきますが、やはり生産量は少なく、市場流通品を見る事も無くなっていました。しかし、また最近復活させようと、メーカーも頑張っています。着物は勿論の事、幻の絵絣八寸帯の制作も復活させました。その製品が高級品かと言われても違いますが、産地の伝統工芸品で、気軽に手が届く着易い物なら、問屋も小売店も応援するべきでしょう。
by kimono-masaya
| 2013-12-12 11:49
| 着物