2014年 02月 13日
一番高級な龍郷柄大島紬 |
奄美大島紬の有名柄の龍郷は、土地の名前が付いた柄名です。ハブや蘇鉄の葉などが中心です。奄美大島の13算(経糸数1040本)の中心的柄でしたが、近年の制作は殆ど無くたまに見たら懐かしいほどです。
20年近く前に究極の龍郷柄を制作した機屋がありました。15.5算の総絣の、気が狂いそうな作業の織工程です。
まだ美術品創り的な要素が求められる時代でもあったので、当時は凄い作品の感覚は無かったのですが、最近改めて見たら、こんなの良くも創ったなと関心しました。
右側の白地は黒の柄を残すように、白部分を全部括っています。
緯糸は途中で継いでいる訳ではありませんので、緯糸には全てに
絣付け加工がされている訳です。
by kimono-masaya
| 2014-02-13 09:14
| コラム